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[Panasonic SJ-MR250-S ポータブルMDレコーダー (シルバー) のレビュー ]
スピーカーとイヤホンの2wayで利用できる数少ないMDレコーダーです。電池の寿命も長く,軽量で非常に使いやすい機種です。難を言えば,編集が少々やりづらいことでしょうか。たとえば,分割,結合,タイトル,トラック消去といった編集を1回やるごとにTOCの記録が行われ,一番最初のトラックに戻ってしまいます。続きの編集を行いたい場合はまた元のトラックまで戻らなくてはなりません。アナログ録音を分割したり結合して不要部分を消去してタイトルを入力するといった作業を連続して行いたい場合は,そのたびごとにTOCが記録されるため時間がかかる上,そのたびごとに元のトラックに戻らなくてはならないため,作業が大変煩雑になります。これまでに利用したシャープやソニーの機種では,これらの作業を連続して行った後,ストップボタンを押すと初めてTOCの編集が行われ,さらに同じトラックから編集を再開することができましたので,この機種を実際に使ってみて少々がっかりしました。 それ以外は,まったく不満がありません。上記のような編集をする頻度がそれほどないのであれば,断然お薦めです。 MDコンポを持ってなかったので「NetMD」目当てで買ったのですが、ソニーの機種とは変換技術が異なるため、PCからMDへ転送する際の速度がソニーの機種に比べて低くなっています。 ただ、漢字表示可能で従来とほぼ同じ大きさのリモコン、テンキーで携帯メールのようにカナ文字でのタイトルを編集できるUSBクレードル、充電池と単 三アルカリ電池併用で約100時間(LP4再生時)のロングプレイといった利点ももっていたので満足しています。デザインも個人的に◎です。 ちなみに録再機でもあるので、PCを使わずに外部入力を用いたアナログ録音をすることもでき、アナログ録音されたMDでもPC上で漢字でのタイトル編集ができます。PC上の音楽を活用したいしアナログ録音も使いたい、録音時 間は長くても気にしない、という人におすすめです。
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脱着式の小型スピーカーが付属するMDレコーダー。移動中はヘッドフォンで、家ではスピーカーとドッキングさせてと、場所に応じて再生形態を切り替えることができる。付属のソフトをパソコンにインストールすると、パソコン上のMP3やWAVファイルをOpenMG形式に変換して本体に転送し、再生することができる。
また、インターネットのサイト上で配布されているOpenMG形式のデータをダウンロードしてきて転送することも可能だ。本体の液晶ディスプレイは漢字表示にも対応しており、パソコンを使ってインターネット上の音楽データベースから取り込んだ曲情報を、そのままの形でMD中の曲タイトルに付けることができる
。もちろん、長時間の録音/再生が可能なMDLPに対応しており、LP4モード時には、80分メディアに最大320分のデータを記録することができるようになっている。(高安正明)
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