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[KONICA MINOLTA α-9 ボディ のレビュー ]
発売以来ずっと愛用していますが、撮影性能や耐久性に関してはほとんど言うことはありません。それほど完成された35mmフィルムカメラです。良いところはすでに語り尽くされていると思いますので、ちょっとだけ物足りないところを申しあげましょう。 重い。これと交換レンズを数本持って山野を歩き回るには相当の体力が必要です。でも良いカメラはそれなりにどれも重量がありますがね。 カスタム設定の表示がアルファベット記号になっている。覚えきれないくらい多くの設定が可能なのですが、表示が暗号のようでカメラだけでは何の設定だったのかわからなくなります。カンニングペーパー必携です。 以上。後は黙って撮影するだけです。失敗をカメラのせいに出来ないカメラです。
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ミノルタブランドの最高級一眼レフにふさわしい質感と内容。まさにフラッグシップ機といった威厳がある。このような、メーカーの持てる技術を注ぎ込んだカメラを見ると、機能美という言葉がつい浮かんでしまう。無骨な美しさがこのカメラにはある。
最高5.5コマ/秒の連続撮影や最高速1/12000秒の高速シャッター、視野率100%のファインダーなどの撮影部分や、ステンレスや亜鉛ダイキャストを使った剛性の高いボディなど、プロフェッショナルも納得の基本性能を有している。操作系もダイヤルやレバーを積極的に採用し、撮影時の素早く快適な操作を可能としている。
むやみと新機能に走るのではなく、カメラとして必要な機能の精度をより上げていくという開発アプローチにはとても好感が持てる。このカメラを持つと「あとはあなたの腕次第」と言われている気がして、身が引き締まる思いがするのだ。(円道ヒデカズ)
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