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[Nikon F80s ボディ F80S のレビュー ]
写真を学ぶ人に対して心から薦められる名機のひとつ。
デジタル全盛のこの時代だが、やはりポジフィルムを用いて露出と構図の勉強をして欲しい。
本機の特徴はコマ間に映し込まれる絞りとシャッタースピードの数値だ。後々の検討において、これが非常に役立つ。
そしてもうひとつの特徴はその軽量さ。F5・F6は非常に優れているが、その高機能さに比例するように、重量もかなりのものである。
本機なら「もう一台」のボディとして気軽に連れて行くこともできる。
初心者が写真を学ぶのにも、プロやハイアマチュアのサブ機としても申し分のない、派手さはないがとても真面目に作られた傑作カメラだと評価する。 U2等各社コンパクト一眼レフ機で満足できなくなった人向け。 フィルムのコマ間に撮影データ(絞り、シャッタースピードなど) も書き込めるので写真を勉強する上でもこの機能は重宝します。
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コンパクトなのに、本格的な一眼レフカメラ。先端の技術を凝縮した高性能さを備えつつ、軽快なダイヤル操作により誰もが簡単に使いこなせるようになっている。これさえあれば、どんなシチュエーションにも対応できる便利な一台だ。
高速、高輝度な「5点測距AF」を搭載することにより、さまざまな構図での撮影が可能。また被写体の明るさに応じて、選択したフォーカスフレーム(エリア)の色が自動的に変化するバリブライト・フォーカスエリア機能により、今どのフレームにピントが合っているかが瞬時に確認できる。
ファインダースクリーンには、ポリマーネットワーク型液晶を搭載。縦3分割、横3分割した格子型の線は、構図を決めるときにありがたい機能だ。そして多彩なカスタムセッティングを利用しよく使用する設定や好みを登録しておけば、思い通りの撮影が誰にでもすぐにできるようになる。そしてこのF80s独自の機能として、撮影された写真を損なうことなく、フィルムのコマ間(撮影画面外)に「シャッタースピード」「絞り値」「露出補正値」を写しこむことができるようになっている。(円道ヒデカズ)
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